榊原 茂典     久大本線
     九州の山里に活躍する英国風で優美な蒸気機関車D60の姿を集めました。


   
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Feb'69 久大本線 豊後三芳・豊後中川
冬の斜光線を浴びて、D50改造機とはいえ大正時代設計の秀麗な姿が際立つ。

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Feb'69 久大本線 豊後三芳・豊後中川
大正生まれの名機が乗客満員の客車を牽いてゆっくりと坂を登る。忘れられた良き時代の一瞬。

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Feb'69 久大本線 豊後三芳・豊後中川
玖珠川は右へ左へ流れを変え、鉄道は鉄橋でこれを克服する。

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Feb'69 久大本線 豊後三芳・豊後中川
杉林を背に、列車を待った。しめた重連だと思った瞬間、無情にも風向きが変わってしまった。

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      Feb'68 久大本線 豊後三芳・豊後中川間
86は本来旅客用であったはずだが貨物機としても大活躍していた。細い煙突から吹き上げた煙の形が排気膨張室の無い86の切れの良いブラストを見事に表している。急カーブのため先輪が向かって左へ偏心しているのがよく分かる。

 
     
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Feb'69 久大本線 天ケ瀬・豊後中川
この線では、大正生まれの名機8620がまだ現役で活躍していた。透けて見えるスポーク動輪が美しい。

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Feb'69 久大本線 由布院
D60の特徴である、改造された二軸従台車が良く分かる。とはいえ、名機の品格は失われていない。腕木式信号機との取り合わせが昭和初期にタイムスリップしたような気持ちにさせる。

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Feb'69 久大本線 湯平・庄内
河岸段丘に造られた棚田が見事な日本の原風景が広がっていた。

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Feb'69 久大本線 湯平・庄内
私はこういう風景が大好きだ。心がなごむ。嬉しいことに寒い二月ながら汗ばむような陽気となった。

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Feb'69 久大本線 庄内・天神山
左の民家との取り合わせが良く、私の大好きな一枚である。

 
 
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     Feb'69 久大本線 庄内・天神山間
うららかな早春の陽光のなかをD60に牽引された大分行の各停が加速してゆく。

   
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Feb'69 久大本線 鬼瀬
九州とはいえ、冬は寒い。震えながら駅に降り立った。暫くして、客車を九両も引く朝の通勤列車が到着し、出発して行った。

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Feb'68 久大本線 豊後三芳・豊後中川
大雪の降った翌日、D60は幻想的な反逆光の中、素晴らしい迫力で駆け抜けていった。

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Feb'68 久大本線 由布院
最初に訪れた九州ではいきなり大雪の洗礼を受けた。脛まで雪に埋もれながら待っていたら、線路も埋まる新雪を蹴散らしながらD60がやってきた。スノープラウのない九州の蒸機が雪中を行くめずらしい写真が撮れた。

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Feb'68 久大本線 由布院
九州でここまで降ると時刻表は全く用をなさず、当てずっぽうに列車を待つしかない。白銀の構内が眼に痛かった。

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     Feb'68 久大本線 由布院
一面の雪景色の中、D60重連が発車した。後方に見える街は突然の大雪に静まりかえっている。

   
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Feb'68 久大本線 由布院
茅葺きの民家と、古豪のD60重連が良くマッチしている、夢のようなシーン。

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Feb'68 久大本線 由布院
遅れていた列車がやっと到着。待ちかねた駅長さんが線路の間に立ち機関助士からタブレットを受け取る。ホームの反対側には対向列車が発車を待っている。

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Feb'68 久大本線 豊後森
久大本線で初めて撮った写真がこの豊後森機関区のD602だった。右手の建物が由緒ありげで良い雰囲気だ。この機関区の規模は木曽福島に似て、自分にとって親しみの持てるものだった。現在でもこの機関区の扇形庫は壊されずに残っていると思う。

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    Feb'68 久大本線 豊後森
豊後森機関区に待機していたキハ07がターンテーブルで向きを変え、ゆっくりと出区してゆく。遙か後方に見えるのが豊後森駅で、この車両が今は亡き宮原線に最後まで残された機械式気動車であることを迂闊にも知らなかった。


   
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    Mar'68 久大本線 光岡・日田
日田彦山線乗り入れの725レ。暖かな春の陽光の中を、終点の日田へ向けひた走る。

   
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Mar'68 久大本線 夜明
西鹿児島から門司港行の夜行に乗り、久留米から627レで6時54分夜明駅に降り立った。驚いたことに駅構内は一面乳白色の朝霧に包まれていた。駅名のイメージに反して日陰でとにかく寒かった。冷気に震えながら待つうちに、7時12分発の鳥栖行き624レが発車した。線路は霜で真っ白。左手前の犬もこころなしか寒そうにしていた。奥に見えるのはC11牽引の日田彦山線721レで、これから本線に入り日田まで行く。







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